リンクより先に記述を決める

ウィキペディアの被リンクとは、百科事典のページから別のウェブサイトに向かうリンクです。しかし、この定義だけでは、その宛先を記事に載せるべきかは判断できません。まず読者が検証する必要のある具体的な一文を決めます。脚注の出典は記述を裏付けますが、外部リンク節への掲載には別の目的と選定基準があります。有用な企業ページでも、両方に適するとは限りません。この日本語の解説も対象は英語版であり、日本語版の運用をそのまま説明するものではありません。

根拠と宣伝を区別する

公開された著作、その著者、発行者、対象との関係を確認します。同じ話題に触れているだけでなく、提案する記述を直接支える必要があります。独立した報道や研究は、組織の自己紹介と第三者による評価を分ける手掛かりになります。ただし信頼性は文脈によって異なります。施設の目録が作品を記録していても、製作者が最初、あるいは最高だったとは証明できません。販売ページ、プレスリリース、広告記事を独立した編集記事と同じ証拠として扱わないでください。

目録の例を検討する

架空のarchive.example/catalogueという目録の18ページに、ある工房が1908年に作った施釉タイルが記載されているとします。提案する一文は、その年に工房がタイルを製造したという限定的な内容です。一方、複製品を売る店は、その工房が技法を発明したと主張しています。目録の例には、その強い主張を支える情報はありません。下の表は候補を比較し、不足する証拠を残したまま編集判断を保留します。出版物もURLも架空なので、実際のウィキペディアの出典に使ってはいけません。

  • 正確な裏付け: 観察例: 架空の目録18ページが1908年の製造を記載; 記録する証拠: 該当箇所、著者、日付、提案する一文; 異なる場合の対応: 実在する資料を検証したうえで限定的な記述だけを検討する
  • 商業的な代替候補: 観察例: 複製品の店が商品を宣伝; 記録する証拠: 所有者、販売目的、独立した報道の有無; 異なる場合の対応: 販売上の主張を独立した根拠の代わりにしない
  • 裏付けのない拡張: 観察例: 提案文が技法の発明まで主張; 記録する証拠: 出典が本当に先行性を論じているか; 異なる場合の対応: 適切な証拠がなければ強い主張を除く
  • 寄稿者の関係: 観察例: 提案者が工房の後継企業に勤務; 記録する証拠: 所属、報酬、適用される開示規則; 異なる場合の対応: 関係を開示して独立審査に回す。採用は未確定
  • 外部リンクとしての用途: 観察例: 単一の脚注以外にも目録を提案; 記録する証拠: 記事との関連性と英語版の外部リンク指針; 異なる場合の対応: 目的を別に評価し、宣伝用の項目を追加しない

適切な審査の経路を選ぶ

対象を所有する、代理する、または対象から報酬を受ける立場なら、変更を提案する前にその関係を明らかにします。英語版は利益相反のある編集を推奨せず、独立した検討のためにノートページの編集依頼という経路を用意しています。ウィキメディアの利用規約には有償寄稿の開示要件があります。最新の規約と対象プロジェクトの追加規則を読んでください。開示は承認ではなく、無報酬の関係でも利益相反は起こり得ます。審査する編集者は提案や出典を却下できます。

再確認できる記録を残す

対象記事、提案文、出典名、著者、発行日、ページや節、該当箇所、対象との関係を記録します。実際に読んだ資料と、検索結果で題名を見ただけの資料を区別してください。この演習の18ページは架空の証拠であり、検証は未完了と記します。実務では出版物と前後の文脈を自分で確認し、日付付きのメモを保存します。なぜ限定した一文だけを裏付けるのか説明し、未解決の疑問は消さずに残します。記録が埋まったこと自体を掲載承認と見なさないでください。

  • 宛先を選ぶ前に、検証対象の一文を明確にする。
  • 題名や検索スニペットだけでなく資料そのものを読む。
  • 所有関係と報酬を、出典の品質とは別に記録する。
  • 対象言語版の規則を確認し、必要な関係を開示する。
  • 採用、リンク属性、検索結果を別々の未確認事項として扱う。

掲載とSEOの限界を理解する

検証可能でも掲載が保証されるわけではありません。関連性、内容の比重、共同体の判断も必要です。リンク切れの出典を見つけても、代わりに商用ページを入れてよいという意味ではなく、置き換える資料は元の記述を裏付けなければなりません。永続的なリンク、dofollow属性、訪問数、検索順位の改善は約束しません。実際に公開されたリンクは別途調べてください。他言語版には独自の規則があります。この教材は英語版の説明であり、編集依頼の送信や有料掲載の販売、検索成果の測定は行いません。

英語版ウィキペディアを対象とする未検証の架空演習です。翻訳は他の言語版の規則に代わるものではありません。編集、出典、リンクは送信されません。