報告で答える問いと範囲を決める

検索順位レポートは、キーワードの横に順位を並べるだけでなく、検索での露出を具体的な判断につなぐための資料です。固定したクエリ群、表示されたページ、外部の順位計測ツールのどれを見ているかを先に決めてください。これらの情報源が観測する対象は同じではありません。このガイドでは読者が用意したSearch Console形式のエクスポートを使い、アカウントへ接続したように見せることなく、そのデータの範囲を保ちます。

両方のファイルでプロパティ、単位、検索タイプ、国、端末、フィルターを合わせます。データ源に取得元と取得日、範囲に欠落や暫定データを記録してください。Search Consoleの日付は太平洋時間です。重ならない期間を古い順に入力します。

判断の前に指標を定義する

クリックは対象となる検索結果からの遷移、表示回数は結果の種類ごとのルールで記録された露出を表します。CTRはその二つの割合です。平均掲載順位はプロパティまたはページの最上位の結果と、その表示に基づく指標です。すべての人に同じ順位が見えているという意味ではありません。手元の端末で一度検索して順位が違っても、それだけでは期間全体の平均が間違っているとは判断できません。

Google · 順位レポートを比較する

CTR=クリック合計÷表示回数合計。順位=合計(順位×表示回数)÷表示回数合計で、この行集合の推定値です。表示回数が正の行で順位が不明なら、表示全体の順位も不明にします。順位差が負なら数値が小さいという意味で、事業成果の改善を証明しません。

Google · 行の加重平均掲載順位

比較できる二つのエクスポートを用意する

元のエクスポートを変更せず保存し、取得日を記録します。確定データと暫定データの扱いも両期間で合わせてください。日数が同じでも季節性やキャンペーン変更を取り除けるわけではありません。このワークシートは異なる日数を警告付きで受け入れますが、勝手に日平均へ換算しません。クエリは前後の空白を除いた文字列で完全一致させます。大文字・小文字や表現の違いは別のキーとして残します。

QueryまたはPage、Clicks、Impressions、Position列を使います。任意のCTR列は件数と一致する必要があります。1ファイル最大2,000行・1MBです。整数と小数点を使い、桁区切りは入れません。空欄やダッシュの順位は不明のままです。キーの重複は拒否します。

ファイルと注記はブラウザ内に留まります。提供されたエクスポートを比較する機能で、Googleへの接続、順位の発見、アカウントへの保存は行いません。作業を残すにはJSONの下書きを保存してください。

クエリの具体例を読む

クエリの例を読み込み、比較してから共通キーだけに切り替えます。ブランドの行は表示回数が900から200へ、調査の行は100から800へ変わります。各行の順位とCTRはいずれも改善しますが、全体ではCTRが低く順位の数値が大きい行の重みが増えます。集計された数値をサイト全体の悪化と呼ぶ前に、どの行がどれだけの表示回数を占めたかを確認してください。

クエリの具体例を読む
クエリまたはページ前の期間 · 表示回数後の期間 · 表示回数前の期間 · 行の加重平均掲載順位後の期間 · 行の加重平均掲載順位
samplebrand90020021
リンク調査100800108

架空の練習データであり実績ではありません。共通クエリの順位は2から1、10から8へ良化しますが、表示回数の重みが変わり加重平均は2.8から6.6になります。各クエリのCTRが上がっても、全体は9.2%から7.2%に下がります。

レポートを比較
クエリまたはページ前の期間後の期間
クリック9272
表示回数10001000
CTR9.2%7.2%
行の加重平均掲載順位2.86.6

表示回数の構成変化を説明する

前のファイルだけ、または後のファイルだけにあるクエリは、まずエクスポートへの出現状況を示します。検索順位から消えた、新たに順位が付いたとまでは証明しません。プライバシーによる省略、出力上限、フィルター変更でも行の集合は変わります。その場合は追加の根拠を確認する作業として残してください。共通行だけに絞っても完全なデータになるわけではなく、丸められた行の順位から得る加重値はプロパティ全体の正確な復元値ではありません。

合計と加重順位は、この表示に含む提供行だけを説明します。Googleのプロパティ全体の値を再現しません。ページの表示回数はプロパティと数え方が異なる場合があり、クエリの行も欠けることがあります。ページ表とクエリ表を一つの合計に混ぜないでください。

片方にないキーは、その期間では不明です。自動的にゼロ、新規ランクイン、消失とはしません。提供されたゼロとは別です。基準値がゼロの場合、変化率は計算しません。

Google · 出所の対象範囲とフィルター

Google · クエリ

ランディングページを別に確認する

どの到達ページを調べるかを決めるにはページ別のエクスポートを使います。同じ正規ページ、国、端末の範囲を比較してください。Googleは通常、選んだ正規URLにパフォーマンスを割り当てるため、記載されたURLが利用者の最後の到達先と違う場合があります。クエリ表とページ表は別の集計です。二つの独立した表から、各クエリがどのページへ導いたかという対応関係をこのツールが推測することはありません。

Google · 行の加重平均掲載順位

観測を検証可能な次の作業にする

注記には観測、考えられる説明、次に行う確認を書き分けます。たとえば「表示回数が減った一方でCTRは上昇した」「クエリ構成が変わった可能性がある」「タイトルを編集する前に同じクエリと端末の区分を確認する」という順序です。クリックが増えた場合も、コンバージョンを主張する前に到達ページ側の測定を確認します。順位レポートだけでは、収益、被リンクの因果効果、技術的な不具合は確定できません。

注記では観測した変化、仮説、次の確認を分けます。このエクスポートだけで、順位や流入の変化を被リンクの注文に帰属させないでください。

被リンクレポートを読み解く

レポートを保存して自分の報告に使う

クエリ用またはページ用の下書きをダウンロードし、このワークシートで復元できます。共有前に架空の案件、出典、範囲、期間、CSVを自分のものへ置き換えてください。JSONは入力と注記を保存しますが、表示フィルターは復元時に初期化されます。HTMLは印刷できる単独のレビュー資料で、比較CSVには選んだグループの全行が入ります。ライブの順位計測、技術SEO全体の監査、任意サイトの無料クロールを行う機能ではありません。

共通キーの切り替えは対象、合計、出力を変更します。検索とページ移動は表示行だけを変更し、出力には選んだ対象の全行が含まれます。出力CSVは比較表で、入力形式ではありません。復元にはJSONを使います。

クエリ · 前の期間 CSV

クエリ · 後の期間 CSV

クエリ · 下書きを保存(JSON)

クエリ · 比較をダウンロード(HTML)

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